
江東区は大部分が江戸時代以降の埋立てで形成されています。また埋立てと並行していくつもの水路が開削され、その結果江東区の産業や文化に大きな影響を与えてきました。そのような歴史の中で、寛文元(1661)年に、江戸を出入りする船を取り締まるために小名木川の隅田川口に置かれていた「深川口人改之御番所」が、中川・小名木川・船堀川の交差する中川口に移転し「中川番所」となりました。
中川番所があった場所については現在の江東区大島9丁目1番地と推定されていましたが、平成7(1995)年の発掘調査において柱材や礎石などが出土したことにより、中川番所跡であることがほぼ確定しました。 中川船番所資料館は、この番所跡地より北に50メートルほど離れた場所に建てられています。
資料館の基本的な性格は以下の通りです。
平成7年の発掘調査により所在が確認された中川番所を、区民が郷土の歴史にしたしみ、身近に感じる手がかりとする。 また、江東区は、平成12(2000)年7月に特定非営利活動法人東京釣具博物館(常見保彦館長)から、和竿など釣具等の所蔵品5000点以上もの寄贈を受けました。資料館ではこれらの資料の展示も行っています。
江東区の歴史を見ると、享保年間に刊行された釣りの本「何羨録(かせんろく)」には江東区近辺の釣り場が詳細に案内されており、船番所近くはキス、タナゴ、ハゼなどの釣りの名所であったことが記されており、釣りとの関係をうかがうこともできるのです。
| 施設概要 | |
| 1階 | 総合案内、釣具展示、資料閲覧学習室、管理事務所 |
| 2階 | 郷土の歴史・文化紹介展示室 |
| 3階 | 常設・企画展示室、展望室、資料整理室 |
| 午前9時30分〜午後5時まで(入館は午後4時30分まで) |
| 毎週月曜日(月曜日が祝日及び振替休日のときはその翌日) 年末年始、展示替え期間等 |