建具職は、障子、ガラス戸、木製扉などを製作します。その技術は、江戸時代に大工職から分かれ、発展してきました。
今回実演をする友國三郎さんは、地元深川で永年にわたり建具店を営んでおり、建具職人として、伝通院(文京区)の本堂新築工事、明治丸修復などに携わり、今半別館(台東区)の建具修復、浜離宮(中央区)に復元された松の御茶屋の建具製作にも参加するなど、幅広い仕事を手掛けています。
平成22年に厚生労働省より卓越した技能者(現代の名工)として表彰され、平成28年には黄綬褒章を受章されました。匠の技を、間近でご覧ください。